◎食素材の魅力を堪能しているか?
言うまでもなく、群馬は食素材王国ですね。牛、豚、鶏などの肉。キャベツ、キュウリ、トマト、ネギ、コンニャクなどさまざまな野菜。それらの味は高く評価されています。
でもその「味」を僕たちは十分に堪能しているのでしょうか。
分かりやすいのがサラダです。
キュウリ、トマト、オニオン、レタス……。色とりどりの新鮮野菜をお皿に盛って食卓に。食べる前にドレッシングやマヨネーズをたっぷりかけて、「素材の味」よりも「調味料の味」にしていませんか。なんか、もったいないし、ヘルシーさという意味では逆行しているのかもしれません。
◎サラダになにもかけないと……
素材のよさを堪能するには、どうしたらいいでしょうか。
手っ取り早いのは、サラダに何もかけず食べてみることです。
それぞれの野菜が持つ甘さ・すっぱさ・さわやかさ・苦さ、そんな「野菜の味の交錯」がなによりの調味料だと実感できます。
「いままで、ドレッシングの味で野菜を食べてたんだなあ」
そんな気分になります。
◎肉の味と香味野菜・香辛料だけで
焼くか蒸すか、ゆでた牛豚鶏の肉をスライスして、数々の香味野菜やハーブ類、コショウなどと一緒に食べてみましょう。塩・しょうゆ・ソース・タレなどを使わずに。肉の味と香味野菜・香辛料のアクセントで十分においしいことに気づきます。ローストチキンで試したのが、下の写真です。

「もっとくっきり、はっきりの味に」
そんなご要望ならば、スライスかみじん切りの玉ねぎをフライパンで飴色になるまで炒めてコショウを加え(少量のバターか油を使うのは仕方ないかな)、その「甘〜くなった」玉ねぎを「調味料」として肉にかけてもいいですね。
これは「シャリアピンステーキ」ですね。
この「よ〜く炒めた玉ねぎ」を、サラダのドレッシングにしても、面白いものです。
◎必要最低限の味つけで、最良の味を
すき焼き応援県群馬で県庁が公募中の「すき焼きレシピ」。
関東風の割り下や関西風の砂糖としょうゆでなく、いっそ超濃厚なコンブだし(京都の板前さんが得意の「こんぶを通常の10倍以上使った」だし汁みたいなものね)で「澄んだ煮汁のすき焼き」にして素材の味を楽しんでみたら、と夢想したりして。
「調味料は最低限に」
声高に言いすぎると、しょうゆ・みそ・調味料メーカーさんに怒られそうです。「営業妨害するな」なんてね。そんなつもりは毛頭ないのですが、僕たちがみんな「くっきり、はっきりの味をつけなければ、おいしくない」なんて思いこんでいないでしょうかって話。
素材の底力と必要最低限の調味料。健康寿命王国群馬として、そんな先進的食スタイルをアピールする方法もあるのではないでしょうかね。
posted by katsuhiko at 17:49|
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