2015年11月06日

ネパールの2 世界一怖いエアポート

◎こんな小さな飛行機で大丈夫?

 カトマンズから、エベレスト登山口たるネパール東部のルクラまでは、国内線で約40分。
 この飛行機が小さいのなんの。
 プロペラがついた小型機で、右際2座席、通路を挟んで左側1座席で10列くらいあったでしょうか。30人程度の「マイクロバス」って感じの室内です。
 これが山間部を飛んでいきます。尾根から尾根に「触れてしまうか?」といった感じの飛行。地面には、僕たちが乗っている飛行機の影が追いかけてきます。「こんなスレスレのところを飛んでいるのかあ」と、それなりに緊張感。
 こんな小型機でした。

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◎「世界一怖い」は本当だ

 ルクラは標高2860メートル。断崖のようなところに広がる街。そのルクラエアポート(エベレスト初登頂者ふたりの名にちなんで、正式には「テンジン・ヒラリー空港」というらしいです。)は「世界一怖いエアポート」なのだそうです。
 滑走路は460メートル、幅20メートル。「4600メートル」の間違いではないですよ。断崖絶壁のふちから滑走路が始まって。ちょっと滑走して止まる。すごい空港ですね。
 着陸する飛行機にとって、滑走路が水平状態ではなく、角度で言うと「12度くらい上に傾いている」という斜面状態。そんな滑走路に着陸するだけでも素人には理解不能なのに、滑走路は短いからさっさと止まらなければならない。パイロットは大変でしょうね。窓の外を見ている僕らは、「もっと大変」ですが。どの空港でも味わえない、久々に「緊張感いっぱいの」飛行機の着陸です。
 初めてきた人は、着陸の瞬間「拍手と歓声」だとのことですが、確かに僕たちもそうでした。
 滑走路に接近。飛行機の真下は、深い谷です。
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 着陸しました。機内の乗客はおおさわぎです。
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 短い滑走路だけに、すぐにブレーキで減速。ここまできて「ホッ」。
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 こんな小型機が、ひっきりなしに飛び交います。
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◎標高2860メートルにお土産物屋街が

「高度順応」のため、この日はルクラのロッジに宿泊。
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 登山口だけあって、ロッジやホテルがいっぱい。中心街はお土産物屋さんがずらり。日本で言えば、山間部の観光地を訪れた感覚ですね。もちろん、日本では標高3000近いところに「ホテル街」や「お土産物屋街」はありません。
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 ぶらぶら街歩きをしているだけで、ワクワクします。けっこう「あやしげな」店もあったりしてね。
 日本語の看板を出している土産物屋もありました。「ネパールが好きで、地元の男性と結婚して、ここでお店を開いています」
 と笑顔の若い女性。近く、日本の「こんなところに日本人が」みたいなテレビ番組の取材がくるそうです。
 荷物運びは、ヤク(牛の一種)やロバの役目です。ですから、メインストリートのあちこちに「爆弾」が落ちていて、気を付けなくてはなりません。

 日本で「山村」というと、高齢者が目立つ印象がありますが、小さな子供もたくさんいます。
 僕は「ナマステ」(こんにちわ)しか知らないので、この言葉だけを連発。
 遊んでいた女の子ふたりが「ワン、スリー」と笑顔で言いながら、片手で指1本、片手で指3本を立てるので、「ワン スリー? なんのこっちゃあ?」と首をかしげていたら、同行者が「ワン、スイーツ。飴玉ちょうだいっていうおねだりですよ」と。
「英語音痴の僕にはスイーツが、スリーに聞こえることは不思議ではない。でも、確かに指でワンとスリーを示していたんだよ」
「日本人には、スイーツよりスリーの方が通じると教えられたんじゃないの? それで飴玉もらえたんだろう、いつも」
 なるほどなあ。
 手元には飴玉なし。ごめんなさいね。IMG_3306.JPG
posted by katsuhiko at 12:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2015年11月05日

ネパールの1  カトマンズはエネルギッシュな街

◎機内から「あれがエベレストです」

 さてさて、ネパール行きの話です。
 10月24日から11月2日までの日程で、羽田→バンコック6時間。ここで乗り換えてバンコック→カトマンズ3時間。バンコックで一泊して、翌日午後、カトマンズに着きました。
 飛行機の中から、ヒマラヤ山脈、なかでもエベレストが見えました。写真で、ふたつの山が並んでいるうちの左側の方がエベレストだそうです。と、機内の乗務員さんが教えてくれました。
 青空の下、写真の真ん中あたりの「ふたこぶ」です。あとは雲です。なんとなく分かりますか?

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◎大震災に負けないエネルギー

 カトマンズに着いたら、さっそく、中心街へ。半年前の大地震ですが、その爪痕も散見されるものの、人々はエネルギッシュに行き交っていました。「普通に、観光都市してるじゃないか」といった風情。
 大震災というと、僕たちは東日本大震災の被災地を思い浮かべてしまいますが、カトマンズは、やは有名な国際都市りカトマンズでした。

 通りは賑やか。

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◎やっぱり「イエティ」の国だから

 ヒマラヤと言えば、「雪男 イエティ」です。街なかにも「イエティカフェ」の看板が。べつにイエティがウエーターをしているわけではないでしょうが。国内航空会社にも「イエティ エア」という会社があり、国内の移動では僕らも乗りました。

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 さすがにお釈迦様を生んだ国です。
 お土産店でも、仏具がたくさんあります。

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◎明日から酒が飲めない(-_-;)

 翌日は、早起きして、20人乗り程度の小さな飛行機で40分。エベレスト登山の玄関口・ルクラという山の中の街に行かねばなりません。そこですでに標高2800メートル。こりゃあ、大変だあ。高山病になったらこまりますし。そのため、明日から3日は「アルコール厳禁:(-_-;)。
 ですから、この晩は夕食でビールやワインを。「明日から飲めないからなあ」。

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2015年11月02日

数字の間違い

 さっき書いたブログの「標高約3900メートルのエベレストビューホテルから、30メートル下ったクンデ村」は「300メートル下った」の間違いです。
 それで、「標高差600メートルのヒマラヤ登山気分」となるわけです。
 すいません。
posted by katsuhiko at 15:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

干し柿ができていました

 11月24日から、ネパールに行っていて、本日、帰国しました。
 自分の目で、初めてエベレストを見てきました。
「感動欠乏症」の人生を送ってきた僕だけに、美しい光景に「心が震える」といった感情はさほど沸いては来ませんが、確かに「得難い体験」ではあったと満足しています。
 標高約3900メートル地点の「エベレスト ビューホテル」に泊まり、近くにある4200メートルの丘の上(日本なら、富士山より高いのですがね。なにせ8000メートル級の山々の中では、ほとんど名もない丘にすぎません)に上って「ヒマラヤ登山気分」をちょっとだけ味わってきました。
 ホテルから約30メートル下ったクンデ村から登り始めて、600メートル上ったところが「クンデ・ピーク」。ここまでのトレッキングでした。

 ネパールのことは、後々報告するとして、出発前に事務所のベランダに干しておいた渋い柿を、さきほどひとつかじってみたら、なんとも甘〜い「干し柿」になっていました。

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 これは感動ものです。エベレストの勇姿よりも、干し柿に感動するあたりが、料理好きでひねくれ者の僕らしいところかもしれませんね。
posted by katsuhiko at 15:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記