2016年04月25日

来客をうならせるのは、大皿であろうか

◎ガラスの大皿を
 友人知人を招いての自宅宴会では、なるべく大きな皿に料理を盛り込むのに限ります。
 長さ70センチ、幅50センチほどのガラスの皿が2枚あります。知り合いの会社からもらったものです。
 これ、本来の用途は「花器」でありまして、だから花器とか水盤として使ってもいいのだけれど、やはり僕としては「食器」として使いたいのです。
 ただ、平たい皿ではなく、深さ10センチくらいはあろうかという「深皿」です。
 使いやすくするには、どうすればいいか?
 考えました。
 天狗か、アンドレ・ザ・ジャイアント(古いなあ(T_T)/~~~)が履く大下駄みたいな形の物(植木鉢の台として、600円ほどで売っていました)を皿の真ん中に置きました。でも、そこはよいのですが、周りに小鉢などが置けません。深皿の形から言きって、そこは「斜面」になるので安定しないのですね。

 以前夏場に、この「深い部分」に氷を敷き詰めたことがありました。これはこれで、なんとかなります。
 でも「真夏」以外は、毎回氷ってわけにもねえ。
「なんか、いい物はないかな」
 思案の末に、玉砂利というかガーデンストーンというか、そんな小石を敷き詰めたらどうかと。

◎ガーデンストーンを生かせ
 ホームセンターで、10キロ入り1袋350円程度のガーデンストーンを買いました。
 この小石をよく洗って、「天狗の大下駄」の周りに敷き詰めてみました。10キロ袋の半分ですから、5キロ分の小石。
 これで、大下駄の上には「真鯛の塩焼き」をドーンと。その横の石の上に葉ランを敷いて、「アユの塩焼き」。大下駄を囲むように小鉢2種類。

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 すいません。かなる透明っぽいガラス皿なので、テーブルに敷いてあるビニール製のテーブルクロスと同化して、皿が見えにくいですね。
 この大皿を持ち上げようとすると、かなり力が必要です。
 まあ、厨房からリビングのテーブルに運ぶくらいのことはできました。

 大皿を置いた瞬間、予想通り「オー」「エー」「スゲエ」の歓声。
 これが聞きたくて、こんなことをしているのですよ。
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2016年04月19日

鯛の塩焼きが食べたいというよりも、実は

◎自宅宴会に欠かせないのは
 自宅宴会に欠かせないのは、大きめの皿で「ドーン」と出す料理。素人なんだから、細かな技術論ではなく「見栄え主義」ね。
 17日(日)に、おじさんたち7人が集まりました。
体長40数センチはある真鯛が、角上魚類で1300円で売っていたので、迷わず購入。手抜きのために、お店の人に鯛のうろこと内臓は取り除いてもらいました。家の台所では、塩をふってオーブンで蒸し焼きするだけです。
 簡単、手間いらずの「手抜き料理」です。
 わが家のオーブンで180度30分。焼きあがった鯛を大皿に盛って、テーブルに。「さあ、喰え」と。
「おお、なんだあ、これ。でっかい鯛が一匹まるごとだあ」
大きな歓声が上がります。

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◎鯛を食べたいというよりも
 たしかに、みんなが言っていましたが、鯛って刺身はもちろんおいしいのですが、焼くか煮るかして「加熱」した方が、よりおいしくなる魚です。
 でも、僕が本当にほしいのは、食べ終えた後の骨。
 これを鍋で煮て、鯛のダシをとりたいのです。
 すぐにつかうなら、ダシ汁のまま冷蔵庫へ。そうでなければ大きめのタッパーに入れて冷凍します。

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 この「ダシ氷」を少しずつアイスピックで砕いて、夕食のお吸い物につかったり、米を炊いたりして風味豊かな鯛飯にしたり、鯛そうめんにしたり。
 この晩の宴会でも、先々週に食べた鯛の骨でとったダシ汁の冷凍品を解凍。ご飯を炊いて、宴会の締めの「鯛飯」に。

 さてさて、メニューは、
◇刺身の切れ端と納豆・セリの和え物
◇セリとかまゆで白魚の和え物
◇漬物3種(これは、参加者のひとりがスーパーで買ってきました)
◇仙台牛のローストビーフ、サラダ仕立て
◇鮎の塩焼き
◇真鯛の塩焼き
◇モツ煮(モツ、こんにゃく、にんじん、豆腐)
◇マグロたたきの「メンチカツ風」
◇鯛飯

◇ビール4本、純米吟醸の一升瓶2本、4合瓶1本。

 食材費と酒代(酒屋の小売価格)で、合計14000円。参加7人で、割り勘の会費は2000円。
 実は、メンバーの一人が前回急用で「ドタキャン」。その詫び料として純米吟醸一升瓶を「差し入れ」てくれました。この酒代(3000円相当)を会費に加えたとしても、ひとり2500円
「宅飲み」の威力ですなあ。


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2016年04月08日

草津最古の旅館の女将さん

◎『湯宿つれづれ』の湯本艶子さん
 以前から仲良くしていただき、数年前にエッセー集『湯宿つれづれ』を出版した、草津温泉「日新館」の女将さんである湯本艶子さんに、久々にお会いしてきました。
 日新館は、草津最古の温泉旅館として知られています。
 僕も何度か宿泊しました。湯畑の目の前という抜群のロケーション。こじんまりとまとまった、家族的接客が魅力の宿です。
 
 この日は、女将さんように「純米吟醸 湯宿つれづれ」と「純米吟醸 湯本艶子」という2本の日本酒をおみやげに、立ち寄りました。
 旅館に併設の喫茶店グーテライゼで、コーヒーとケーキをごちそうになってしまいました。
 
 今回のおみやげには、女将さんがとても喜んでくれ、僕としても「来た甲斐があった」という思いです。
 さっそく、2本の、それぞれ「世界にひとつだけの日本酒」と一緒に写真を。
 必ずしも体調が万全ではないとおっしゃる女将さんですが、素敵な笑顔を見せÐてくれました。

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 また泊まりに行きますよ! (^^)/
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2016年04月05日

カポックの新芽が今年も

◎無事に新芽が出始めました

 家のリビングに植えてある観葉植物カポックの新芽が、今年も3月末から出始めました。もう10年くらいになるのですが、室内という植物には厳しい生育状況の中で、頑張ってくれています。
 最初は薄い緑色の小さな小さな「芽」が出てきて、それが「茶緑色」とでも言いますか、そんな感じで小さな「茎と葉っぱ」の形に育っていきます。
 下の写真の、真ん中あたりの一番上に薄い緑色の小さな葉が3本ほどあるのが、それですね。長さ数センチほどです。

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 これが、すぐに20センチくらいの長さまで成長して、深い緑色に。こうなると「一人前です」。

◎物言わぬ植物の「声なき声」

「物言わぬ」植物ですが、彼らは彼らで、僕たち「家主」になんらかのメッセージを発信し続けている日々なのでしょう。そんな声に耳を澄ませることも、楽しいことだと思います。
 たとえば、農家の人なら、作物・土・水など、やはり「声なき声」に耳を澄ませる毎日でしょう。
 林業や植木屋さんは、樹木の「声なき声」と語り合いながらの作業でしょう。
 目の前の植物を見つめ、その様子から「推察」「仮説」を繰り返して、何らかの対応をとってゆくのですから。

◎人間だってそうですよ

 本来、言語なんて、コミュニケーションの道具としてはさほどに大きな力を発揮しない。そんな言い方もありますよね。
「人がコミュニケーションを図る手段としての言語の比重はせいぜい2~3割。むしろ大切なのは表情・態度・声の調子など、『非言語要素』です」
 これも、比較的有名な話。
 たしかに、家族でも友人でも仕事相手でも、人はそう簡単に「本音を吐かない」生き物です。その表情や雰囲気から「相手はどう思っているんだろう? なにを考えているんだろう?」と推し量ることの方が多くありませんか。
 男女の恋愛の駆け引きも、同じようなものかもしれません。「『一生の運命』『幸せ・不幸せ』をかけた契約である結婚を見据えた、壮大な腹の探り合い」と言ったら、ちょっと生臭いですかね。
 男も女も、恋人時代はなかなか「本音」を言葉では語りません。気取りも、照れも、打算もありますから。でも、表情や態度には必ず本音がのぞきます。「100%ポーカーフェイス」を保てる人間なんて、ごくごく少数派。いえいえ、そんな人なんて「つまらない」じゃないですか。

◎かすかなシグナルをキャッチ

「寝たきりの入所者さんも、言葉にならない、かすかなシグナルを発信しているんです。それを的確につかんで、それにこたえること。そこに、私たちの仕事の喜びがあります」
 先日お目にかかった老人ホームの施設長さんから聞いた言葉が忘れられません。そこには、介護専門職としての豊かな経験と知識からくる「推察」「仮説」が、「声なき声」を明確な「言語」として感じ取る世界があります。
 これって、介護の世界だけのことではありません。僕たちの日常の暮らしに通じるテーマじゃないでしょうか。

◎人も植物も「相手の気持ちを思いやる」環境

 話を、植物の声なき声に戻しましょう。
「高層ビルの屋上や非常階段に、花壇を整備したいんです。『よからぬこと』を考えてそこに立つ人に、『はやまったことをするんじゃありません』という植物の叫び声が聞こえるように。物言わぬ植物たちは、その姿によって、いろんなメッセージを発信しているのですから」
 装飾園芸家の渡部祐子さんは、そう言います。
 毎日、自宅のカポックの様子を見ることで「語り合っている」気分の僕は、「なるほど」と思います。
「今日は暑いな。窓を開けて風をあててよ」「水がほしいなあ」から「あんた、顔色が悪いぞ。どこか体の調子が悪くないかい?」といった感じですね。カポックさんの全体像は、こんな感じです。10年も同居しているのですから、名前くらいつけてやらなやいけませんね。(^^)/

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 もちろん、超能力者や仙人ではないのですから、現実に植物と言葉でやりとりできるはずもなし。
 でも、その様子から「こう言っているのでは?」と推察する習慣は、家族にも、友人にも、もちろん仕事相手にも役立ちます。
「相手の気持ちや状況に気を配る」という、かつて僕たち日本人が当たり前に備えていた感性の話です。
 これが、薄くなる一方の世の中のような気がしませんか。
「他人の心など、関係なし」みたいな考え方が横行しています。「寂しい」というより「つまらん世の中だなあ」と僕は思うのですよ。そんな乾いた世の中ってね。
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2016年04月04日

何年かぶりに、夜桜を

 2日(土曜日)は、午前中が明和学園短大の入学式。
 先日の卒業式もそうですが、この厳粛な場っていいですね。

 短大から帰ってきて、午後は、エッセイ集出版の岡田慶一医師と、詰めの打合せ。

 午後7時、高崎公園に夜桜見物に。
 気温が下がらず風もないので「今夜はいける」とかみさんとふたりで。
 リュックに缶ビールとワイン。ビアグラス、おつまみ。折り畳みのイス、ピクニックシートを詰めて、家から公園まで歩いて25分。ちょうどよい散歩。
 さくらは満開で、けっこうにぎわってました。
 予想通り、無風で、絶好の「夜桜日和」。

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「こんなことなら、本格的に花見弁当つくってきて、ピクニック用の折り畳みテーブルも持ってくればよかったなあ」「トレッキングに持ってゆくコッヘルも持ってきて、湯豆腐でもすればよかったな」
 そんな思いもよぎりましたが、まあ、まあ、いいでしょう。

 毎年、せわしない中で、昼間の花見もできない年続きだったので、今年は無事に花見ができただけでよしとしましょう。(^^)/
posted by katsuhiko at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記