2016年04月01日

統計に見る肉を食わない群馬県人

肉の消費は最下位
 前にも書きましたが、先日、某民放局の番組で「群馬県は全国都道府県で一番肉を食べない」と言っていました。
 本当にそうか。なにが根拠か。
 といったことから、役所の統計数字を当たりました。
 総務省統計局家計調査(2012〜14年の平均)では、都道府県庁所在地と政令市で年間の生鮮肉消費金額全国一は京都市の10万1817円。和歌山市、大津市、奈良市、堺市、神戸市、大阪市と関西勢がズラリ。前橋市は最下位で4万2749円。全国平均は8万324円で前橋市は半額。消費量もトップは福岡市の5万3911グラムで前橋市が最下位の3万2768グラム。全国平均は4万4708グラム。
「肉を一番食べない群馬が、なぜ『すき焼き県』(県庁などが主張していますが)なのですか」という疑問が抑えられません。

肉より野菜か
 肉消費が少ないのだから「群馬は健康的な野菜好きの人が多い」みたいな言い方の方がよいのでは?
 厚労省国民健康・栄養調査(2012年)の1日当たりの野菜摂取量を見ると、男女とも長野県が1位で(女性364・8グラム、男性378・1グラム)、群馬県も女性6位(306・7グラム)、男性10位(318・8グラム)と上位にランク。
 日本は健康寿命(WHO提唱の「自立して日常生活を送れる年齢」)が世界1位のようです。これを都道府県で見れば群馬はベスト3入り。
「野菜王国・群馬は良質でおいしい県産野菜を食べているから、健康で長生きできる」
 そういったアピールね。健康寿命の都道府県ランク1位の静岡県は、「緑茶を飲むから、健康長寿なんです」といったアピールに力を入れています 郷土特産品と健康寿命を関連づける戦略、もっともな話です。
 
 よって、昨日も、今日も、夕食は野菜いっぱいのスープ。昨日はコンソメ。きょうは味噌汁みたいにしましょうか。野菜大盛りサラダ。調味料はコショーだけ。あとはそれぞれの野菜の味をかみしめながら。これってなれるといけるのですぞ。
 春キャベツ、オニオン、ホウレンソウ、魚肉ソー―セージの炒めもの。

 白ワインをグラスに2杯。

 けっこう安上がりの食事です。
posted by katsuhiko at 15:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記