暑いのなんの、昨日もおとといも、真夏日。今日は、ちょっと涼しさ感の午前ですね。
昨日の晩は、「暑いこの時期は、冷汁(「ひやじる」あるいは「ひやしる」と読みますね)の出番か」と思い立ちました。
きゅうり、シソ、みょうがなどの野菜をみそ味の冷たいだし汁に入れて、これに「コク」を加えるため、焼いたアジなど魚の身をほぐして混ぜたり。宮崎名物のイメージがありますが、群馬県藤岡市の実家では、しょっちゅう作っていました。夏の定番料理です。
実家の冷汁は「ひやしる」と発音していました。魚は入ってなかったなあ。
アジもいいけど、海なし県の群馬だから、ニジマスやアユを焼いて、身をほぐしてまぜたらどうかと思うのです。
これなら、夏の群馬の定番健康料理って言えるからです。アユは「群馬県の魚」ですしね。ニジマスの方が大振りで、いいかな。
◎手軽に、さっとつくれる
きゅうりをスライスして、シソもみょうがも細切り。僕は「夏の定番」トマトを入れるのです。これは味もそうですが、見た目に美しい。
豆腐も細かく崩してまぜましょう。みその茶色、きょうりやしその緑、トマトの赤、そしてこの「白」も彩りとしては欠かせません。
ニジマス(アジとかサバでもいいんだけれど、まあ群馬だから川魚がいいんじゃないかな)は簡単にホイル焼きして、身だけ取り出します。
みそとごまをフライパンで炒るように焼きます。いい感じの「焦げた香り」が立つ程度ね。
市販の「白だし」を適量の水で薄めて、これに焼いたみそを溶かしてゆきます。
これに野菜やニジマスを混ぜて、冷蔵庫で冷やしてOK。
そのまま椀に盛って食べても良し。冷酒を飲みながら(結局、これに行きつくのね(^^)/)。
ごはんやそーめんにかけて食べても良し。
あまりにも簡単にできて、しかし、たまらなく爽やかでおいしいのであります。
ごはんにかけてみよう↓
こちらは、ソーメンにかけてみました↓
そうそう、時には、食べる直前に群馬の「利根川の川ノリ」を乗せても、より一層「群馬色」が濃くなるから楽しいです。
清流でしかとれないのが川ノリ。群馬北部の利根川の本支流とか、「日本最後の清流」高知・四万十川とかが有名です。みなかみ町で、この川ノリの魅力にとりつかれて、自ら清流を歩いて採取して佃煮などの商品に仕上げている「桑屋マニュファクチャリング」の桑原一社長(長身で、テニスの熱血・松岡修造そっくりのイケメン社長)の自信作があります。これをちょこっと乗せると、また面白い雰囲気になりますぞ。
もちろん、アユやニジマスを丸ごと焼いて、ごはん・冷汁の椀の一番上に盛りつけるのも、遊び心を刺激します。この場合は、魚の頭と尾を手で持って、かじりつきましょう。豪快に。
僕は、川原でランチなどを楽しむときなどに、その場で冷汁つくって、魚を焼いて、そんな盛り方をします。まあ、家庭料理は、なんでもありですよ。