一か月くらい、このブログも頬りっぱなしでした。
8月第三週は、明和短大の前期末試験として、学生に小論文形式の課題を出して、その審査。
続いて、第四週は、台風15号の直撃をものともせず、奄美大島へ。
「どこかに飛んで行っても、天候に左右されない」
そんな僕のジンクス通り、ほぼ予定イベントは支障なし。
シーカヤックで沖に漕ぎ出し、アマミクロウサギを求めて原生林にナイトツアーに出たり。
直撃の24日夜、ホテル近くの居酒屋に行ったら、最後まで客は僕たち夫婦だけ。
トレッキング用のレインウエア(カッパ、ですなあ)を着て、居酒屋へ。帰りはそれなりに暴風雨でしたが、ホテルで借りたビニール傘の骨が風で折れたのが、唯一の実害。
◎『傘寿の葱』『紫苑の人』が上毛新聞に
編集した、瀬間さとさんの歌集『傘寿の葱−土と共に生きて―』と、金井治子さんの『紫苑の人−半田喜作さんを偲ぶ―』が、上毛新聞の記事になりました。8月16日と8月31日紙面です。
上毛さんの記者の文章もさることながら、カメラん腕前が抜群で、お二人とも素晴らしく、そして若々しい笑顔でした。


『傘寿の葱』の記事は、うかつなことに気がつきませんでした。
掲載を教えてくれたのは、藤岡の旧「平井中学校」同級生の折茂ひろふみくん。
農家の息子なのに後継など考えもしなかった僕と違って、地元・西平井で野菜作りに励んでいます。
西平井と言えば、実は室町時代からから戦国時代に栄えた平井城があった土地。僕はこの素晴らしい文化財に目を向けたことがなかったのですが、研究している地元の人によると、大変な存在なのですね。
「お前は、日頃、群馬の活性化に発言しているし、西平井の出身なんだから、平井城を盛り上げる会議に顔を出しなよ」
というひろふみくんのお誘いで、昨日(9月6日)会議に参加させていただきました。
その事前連絡で、ひろふみくんから「金井さんの記事も見たけど、瀬間さんも載っていたよ」と。
さっそく、今朝(7日)になって、瀬間さんに電話。
「本をみんなに読んでもらって、ほとんど残部なし。毎日がうれしくて。いろんな人が『出版記念会を開こう』って言ってくれていますし」
と、瀬間さんの弾んだ声。
金井さんと電話で話したときも「大勢の友人から電話があって、楽しくてね」の声。
みなさんにとっての「生涯の宝物」である本づくりで、おおいなる「やりがい」を感じるのは、そんな話をしながらお茶を飲むときなのです。
平井城の話は、改めて。