◎1万年以上も前の人間の気分を
農家の息子のくせして、僕自身、刈り取る寸前の米って「硬いのか柔らかいのか」、食べたことがありませんでした。
明和短大の後期「食文化史」の資料をつくっていて、「粒食としての米の歴史とひろがり」を考えていて、急に思いついたテーマ。
稲が野生植物であった1万年以上も前には、人々は「生の米」を食べたわけで、「その味わいはどんなものだったろうか。硬くて食べられないんじゃなの?」と思った次第。
「台所の米櫃にある米は硬いけれど、田んぼに実った米はどうなんだろう?」
周囲の誰に聞いても、「食べた事ないよねえ。分からないなあ。台所にある米みたいに硬いんじゃないの?」の返事。
本日午前、藤岡の実家へ行き、父親と田んぼへ。
近く刈り取る予定の稲穂を「2つかみ」ほど刈り取ってきました。
殻をむいて食べてみると、これがなんとも「柔らかい」ものでした。
「これなら、なんなく食べられるじゃないか」
とようやく納得。
自宅に持ち帰って、花器にいけてみようかと。今年はドタバタしているうちに、栗の枝と実を飾るのを忘れていたことだし。
ついでに、今週の授業に持参して、学生に食べてもらおうかとも。
なにをやってるのやら(^^)/
2015年10月03日
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