2017年07月29日

トマトジュースを、ソースっぽく使いたいなあ

◎友人の差し入れが、すぐれものでして

 友人の中島桂一さん、明日香さんが昨日、エッセー集の打ち合わせに来てくれました。
「今日はみんなでトマトジュースを飲む会を開こうと思ってね」
 中島さんが持参したのは、倉渕産無農薬トマトを使ったトマトジュースです。
 ジュース、というよりトマトソースなんです、これが。トマトをジューサーで絞ったような感じの「ドロドロ」した状態ね。通常のトマトジュースみたいに液体じゃないわけです。
 これはうまいジュースでした。

59-中島桂一さん差し入れのトマトジュース.JPG

「鮮やかな赤だし、これをソースとして使いたいなあ」
 そう考えていた本日の朝食は、ご飯・味噌汁・高野豆腐の炒め物・和え物・牛乳・ふりかけといった内容です。

55-29日朝食.JPG

「よし、フレンチみたいにトマトソースを敷いて、その上に高野豆腐でも並べてみるか」

◎ちょっと「フレンチ」っぽくないですか?

 ご飯茶碗のふたを使って、そこにトマトジュース(ソースだね)を。その上に高野豆腐をいくつか並べました。てっぺんに、炒め物に入っていた青菜とにんじんお切れ端を飾りましょう。全体に、いい色合いです。
 外見だけじゃなくて、あじも「OK」です。

57-29日朝食トマトソースの上に炒めた高野豆腐.JPG

 だから、高野豆腐を炒め物の小鉢に戻して、炒め物全体にトマトジュース(ソース)をかけてみました。当然のごとく、美しいし、おいしい。

56-29日朝食高野豆腐炒め物.JPG

              ↓

58-29日朝食高野豆腐炒めにトマトソースかけ.JPG

 トマトジュースはまだ残っています。また使えそうです(^^♪
posted by katsuhiko at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年07月28日

病院のエレベーター

◎エレベーターで「じゃあ、また」

 日程的にタイトな仕事関係者だけにしか、今回の入院を知らせていせん。たった2週間ですしね。
 そういった人たちが午後になると来てくれます。
 簡単な打ち合わせのため30分で済む人から、インタビュー取材ということで2時間以上話し込んでいく人もいます。
 病室は3階です。帰りには、エレベーターのところまでお送りするのですが、まあ、僕の方はあと数日で退院予定であり、もともと命にかかわるような深刻な治療でもないので、お互いに笑顔で分かれます。気楽なもんです。
 エレベーターに乗る人が、僕に「じゃあ、また」。僕も「では来週後半にでも、また」といった感じの言葉を交わしながら。エレベーターのドアの一部はガラス張りで中の相手が見えます。下っていくまで、お互いに顔を見合わせて、手を振ったり笑顔で会釈したり。
 なんでもない光景です。

◎過去に、たった一度だけ

 一度だけ、いや〜な別れがあったなあ。病院のエレベーターで。
 生涯でただ一人の親友が関西にいました。毎日新聞の同期入社だった男です。
 ある年の暮れに、がんで入院したので、翌年春に群馬からお見舞いに行きました。
 交通費だけで数万円。そうそう頻繁に行くわけにもいきません。
「僕が昔みたいに大阪に住んでいたら、毎日でも会いに行くのに」
 歯ぎしりする思いでした。
 そんな末に、思い切ってお見舞いに。
 別段、変わった話をするわけでもなく、これまでと同じような会話。
「おい、早く退院しろ」
「そうだな、飲みに行こうや。病院はもうあきたわ」
 普通に話して、普通に笑い合って1時間。
「そろそろ帰るわ。また来るからな」
 そう言って、僕はエレベーターに。
 やっぱり、ドアの向こうがちょっと見えました。
 エレベーター内の僕も、廊下の親友も笑顔を浮かべながら。
「じゃあ、またな」
 でも、僕は笑顔の裏でちょっと考えていました。
「これが別れのあいさつになるんじゃないだろうな」
 彼は、どう思っていたことでしょう。いやいや、まさかそんなことは。

◎不安の的中

 不幸なことに、僕の不安は的中しました。
 その後親友の体をむしばんでいたがんは急速に広がり、深刻な状態になりました。そして夏に……。
 ですから、病院のエレベーター前での「じゃあ、また」が苦手なのです。
「これが最後かも……」
 なんてことは、今回の入院の場合、ありえないことだというのに。

 そういえば、今年はその親友の13回忌。もう12年もたつわけか。
あいつが大好きだったビール片手に、思い切って墓参りにでも行ってみようかな。
親友の葬式の日、祭壇の遺影は、僕が谷川岳で撮ってあげたものでした。
「まともに笑っているのは、この1枚だけ」
奥さんがそんなふうに。
こんなことで、親友の役に立ちたくなかった。
「俺もお前も、お互いに嘘つきだな。最後の言葉が『じゃあ、またな』だなんてな」
 遺影の前でつぶやいた言葉が、病院のエレベーターの前に立つと、よみがえってくるのが、いやなんだ、実は。
posted by katsuhiko at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

まるでお寺の膳のような、かな?

◎茶粥もどきに再チャレンジ

 実は気になっていたんですよ。
 何日か前に書いた、「茶粥もどき」の写真のこと。
 制約された病室での食事のことですから、あり合わせで、いそいで作って写真を撮る。そんな雰囲気です。
 その時にも書きましたが、「もちろん正確には、お粥じゃなくて『ほうじ茶漬け』なんだけどね」という点。たしかにブログの写真を見直すと、見てくれそのものがお茶漬け以外のなにものでもなし。
 そこで、今朝は、ご飯を小さな椀に盛って、遠慮なくほうじ茶を注いで、かき回してみました。これだとお粥っぽいですね。色合いがほしいので、出てきたたくわんの細切りを置いてみました。
「よしよし、お寺のお膳っぽくなってきたぞ」
 自己満足に浸り始めます。

◎具だくさんのけんちん汁を添えたい

 お寺と言えば、精進料理の精神の象徴ともいうべき存在が、けんちん汁。
 今回の病院食では、汁物は朝食にほぼ限定されていたので、実は、今朝の味噌汁を利用して「具だくさんのけんちん汁 みそ仕立て」もどきを作ってみようと計画していたのです。
 なぜなら、今朝は、ご飯・白菜の味噌汁・がんもどきと大根とにんじんの煮物・青菜のごま和え・漬物・牛乳だったからです。

49-28日朝食.JPG

 がんも・だいこん・にんじん……、これは絵になるぞ、と。
「よし、味噌汁の椀の真ん中に、がんもどきと大根とにんじんを乗せて、汁に沈まずに見えるようにしよう」
 実は、これは「違反」なのかもしれませんが、昨夜の食事の厚揚げやじゃがきんぴらをごくわずか、ラップにくるんで冷蔵庫にしまっておいたのです。
 なぜか? 汁の中の「土台」にするためです。
 いくら具だくさんでも、家で食べるのならそれでいいのですが、写真となると、具が汁に沈んでは「なんのこっちゃあ」ですからね。具が見えなければなりません。
 本来の具である白菜を椀の真ん中に寄せて、その周りにじゃがきんぴらを置く。そうやって、ある程度の土台を作り、その上に大根・にんじん・がんもどき・厚揚げを、形が崩れて汁に沈みこまないように「そっと」置きます。
 思惑通り、汁椀という「池」の中に、野菜の「島」が誕生しました。こうでなけりゃ、写真に撮っても美しくないですからね(^^)/

50-28日朝食具だくさんけん汁風.JPG

「茶粥もどき」と「具だくさんけんちん汁もどき」
 お寺の鐘が鳴っている。そんな気分です。

51-28日朝食茶粥風とけんちん汁風.JPG

 南無阿弥陀仏……。
posted by katsuhiko at 10:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2017年07月27日

“天むす”を作ろう!

◎待ってました!

 昼食は、わかめご飯・揚げカレイのあんかけ・チキンときゅうりのおろし和え・キャベツのもみ漬け・ジョア。

45-27日昼食.JPG

「待ってました!」
 僕は、メニュー表を見た瞬間から、そう思っていたのです。
 なにを考えていたかって?
「天むすもどきを作ろう」
 そんな野望なのです。
 名古屋名物、天むす。天ぷら入のおむすびですね。
 今週の食事メニューで、唯一の揚げ物が、この日27日昼食の「揚げカレイのあんかけ」だったのですよ。
 これに、わかめご飯があるんですから、揚げカレイを天ぷらに見立てて(強引じゃないよね?)、おにぎりを作ろうって話です。

◎カレイ包んで、ふりかけふって

 カレイの身を小さくほぐします。手のひらにご飯を盛って、そのセンターにカレイを。さあ、包み込むように握って三角の形に整えていきましょう。茶碗のご飯でふたつの天むすが作れました。
 これだけで十分ですが、「のりを巻きたいなあ」の気分も。
 でも、手元にのりはなし。
 そこで、本日の朝食に出たシャケ・ごま・のりのふりかけをとっておいたのは大正解(っていうか、このためにとっておいたのは当然です)。
 おにぎりのまわりにふりかけをふって(こういうおにぎり、よくありますよね)、カレイの天むすが完成です。

46-27日昼食てんむす.JPG

◎充実したランチだ!

 いざ写真に撮ってみると、
「やっぱり、のりを巻きたかったなあ。25日朝食ののりを2枚残しておきたかったなあ。そっちの方が見栄えがするだろうし」
 そんな思いに駆られますがね(T_T)/~~~

47-27日昼食天むすをかじる.JPG

 こんなことをして遊んでいたら、いつもは配膳から15〜20分程度で食べ終える食事も、終了まで30分超え。
 かなり充実したランチになったのでありました。
 満足、満足(^^)/
posted by katsuhiko at 14:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

見た目と味、勝手にやってみよう


◎目玉焼きの黄身を少し流用して

 27日朝食はご飯・味噌汁・巣ごもり卵(ゆでたほうれんそうを「鳥の巣」に見立てて、中に目玉焼きを置いたものです)・白菜の和え物・シャケとゴマとのりのふりかけ・牛乳。

27日朝食.JPG

「巣ごもり卵はいいんだけど、軽く酢の味がする白菜の和え物の『見た目』が物足りないなあ」
 そこで、目玉焼きの黄身を軽くほぐして、和え物に天盛り。さらにシャケ・ゴマ・のりのふりかけを少しまぶしてみましょう。

27日朝食白菜和え物に目玉焼きの黄身、シャケとのりのふりかけ.JPG

 色合い華やかになったうえ、黄身のコクとふりかけの塩味で、あっさり味の白菜も、印象がグンとアップ。楽しくなってしまいました。
 シャケのふりかけは、この後も「調味料・着色料」として使えそうなので、とっておきましょうか。
posted by katsuhiko at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記